Twitterでマンションクラスタの人をフォローしていると、ぼちぼち柏の葉キャンパスの名前を見かけます。
気になって調べてみると東大、千葉大のキャンパス、ららぽーとにT-Siteがあったり、タワーマンションも結構建っていたりと、確かに中々に面白いエリアです。
「これは一度は見に行っておかないと」と思って、新築タワマンがないか調べて見たところ、ちょうどパークシティ柏の葉キャンパス サウスフロントが分譲中でした。
ということで、今回はパークシティ柏の葉キャンパス サウスフロントのモデルルームを見に行ってきた感想をお届けします。
ロケーションとアクセス

つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」から、ほど近い徒歩4、5分といったロケーションです。
ちょうど赤で囲ったあたりですね。
柏の葉キャンパス駅自体は秋葉原から快速急行で30分ほどです。
ららぽーとがあることからも察しが付くとおり、この辺り一帯は三井不動産が継続的に開発を行っています。
2000年から30年計画で始まったという、なんとも気の長いプロジェクトで、やっと折り返し点を越えた所との事でした。
豊洲、武蔵小杉も似た感じでしたが、街自体を三井がプロデュースしてる感じですね。
なんでも、この街づくりのイメージはオレゴン州のポートランドをモデルにしていると、初めて営業さんに聞きました。
ちなみに、ちょうど建設予定地の道路を挟んで北側のエリアが、パークシティ柏の葉キャンパス 一番街と呼ばれていて、5棟の大、中規模マンションが固まって建っています。
さらに、駅を挟んで反対の西側には二番街もありますが、この辺り一帯の紹介はまた別の記事で行う予定です。
一方でサウンスフロントから道路を挟んで南側は、第一種低層住居専用地域に指定されているので、南側にこれ以上大きなマンションが建つことは今の所ないいそうです。
そのためサウスフロントという名前になったとの事でした。
実際に現地を見た限りでも、南側は一軒家が並んでました。
余談ですが南側に高い建物は立たないものの、すぐ隣の東の土地には今後30階ほどのタワーマンションを建設予定だそうです。
マンションパビリオンと現地の様子

パビリオンは東側、駅から徒歩数分ほどの位置にありました。
恐らく新しいマンションが立つ度に、ここにモデルルームを用意している感じでしょう。
子ども預かり所が今までで一番大きかったのが印象的でしたが、なんでも近隣住人の方にも開放しているからだそうです。
後は今までのモデルルームと違って他のお客さんが全然いませんでした。
2月という時期の影響もあったかもしれませんが、どうなんでしょうか。

現地を北側から撮影した写真です。
サウスフロントは1棟建てではなく、20階建てのサウスレジデンス、10階建てのユニバーサルレジデンスの2棟から成ります。
ちょっとわかりづらいですが写真の左手前がユニバーサルレジデンス、奥に立っているのがサウスレジデンスですね。
右側に見切れている高架の部分が、成田エクスプレスの線路になっています。

一番街の方を眺めると、こんな感じです。
大きなマンションが立ち並んでいる様子が良くわかるかと思います。
モデルルームの間取りと価格帯
モデルルームが用意されたいたのは、ユニバーサルレジデンス、サウスレジデンスのそれぞれの角部屋が1つずつ、計2部屋でした。
ちなみにいわゆる共用施設はオーナーズラウンジがある程度で、他にはないそうです。
営業さんに聞いた所、周辺の三井のマンションも同様で、そこまで共用施設はないとの事でした。

1つ目はユニバーサルレジデンスの3LDKの部屋でした。
ちょっと間取りに変更があって、右の2部屋の間の物入れ部分がなくなり、クローゼットで分断されているけど、ドアなしの1部屋にした2LDKになっている部屋です。
こういう間取りだと、うちが正にそうなんですが「幼児を別部屋で寝かせてあげたいけど、なんかあった時に気づけ無さそうで不安」みたいな人には有り難い造りだと思います。
うちの子はネントレのおかげか、親がいない方が寝付きが良いんですよね。
ちなみに今まで見た中でも、一番良いなと思った間取りでした。
- 玄関と床の間の段差が低い
- ドアは全て引き戸
- 水場が固まっていて、キッチンからのアクセスが楽
- キッチンのスグ横に窓がある
- 横長リビング
この辺りが特に良いなと感じた点ですね。
価格は大体3,000万円の後半から4,000万円の前半といった感じでした。
坪単価にすると190万円前後って感じですね。

こちらも間取りが少し変更されていて、リビングの1部屋が丸々なくなって2LDKになっていました。
この場合だとリビングが20㎡超になります。
80㎡以上で2LDKだとかなり贅沢な間取りですね。
田の字ではなく、廊下から左右に部屋がわかれるのも、贅沢な造りだと思います。
まあ、もちろん広くて良いのは良いんですが、正直ここまでの広さは要らないなぁというのが本音です。
価格は上層階(といっても最高20階だけど)で5,000万円後半といった感じの額でした。
この広だとしてCタイプと同じくらいの坪単価で考えた場合、5,000万円に届かないくらいなので、ちょっと高いかなという感じはするんじゃないでしょうか。
あくまで駅前の三井が手がける大、中規模マンションに限った内容なので、周りの一軒家やマンションは全然別だと思いますが、周辺の中古マンションの相場も聞いてみました。
築10年の一番街で大体140万円〜150万円、それよりも新しい二番街で150万〜160万円くらいが、駅周辺の中古マンション相場だそうです。
1番街の方は販売開始当初も同等の坪単価だったそうなので、ほとんど値が落ちてない状態だそうです。
市況の良さの影響もあるかもしれませんが、三井の継続開発による影響の方が大きんじゃないかなと思います。
今後も開発は続いていくそうなので、まだまだ値を保つ可能性は高そうですね。
感想
間取りがかなり好みだったのは印象に残ってますが、マンション単体がどうこうというよりも、よくぞここまで大規模な街づくりを実行に移したなぁという感想です。
どんどん都心に人が集まり、住む所にお金がかかる中、周辺都市に大規模な居住空間を生み出して、人の住む場所自体を作る姿勢には、社会的意義を意識しながら、開発候補地を考えてるんだろうなぁという意思を感じます。
もちろん勝算ありきでしょうけど、簡単に出来ることじゃないですよね。
実際に周辺の散策もしましたが、ららぽーとのおかげで生活に必要そうなものは十分過ぎるくらい揃っていましたし、日々の生活で不便さを感じる事はほとんどないんじゃないでしょうか?
また、この辺りは勤務地が東京の東側の方なら、距離的には十分ありだと感じるロケーションだと思います。
ただ、つくばエクスプレスは本数が若干少なめでした。
もしかしたら平日の通勤、通学時間帯は本数も増えているかもしれませんが、電車の混み具合も気になる所です。
後、もともとゴルフ場だった事もあるためか、駅周辺はまだまだ空き地が多く、駅から離れた辺りはなおの事ものがなさそうです。
結構歩き回りましたが、外は駅までも人通りがまばらで、ちょっと侘しさみたいなものを感じました。
とはいえ、ららぽーととT-Siteは賑わっていましたし、当然あれただけマンションがあるので、人がいないはずはないとは思います。
まあ寒かったので、みんな中で過ごしてただけかもしれませんね。
それから、電車一本でいけるのは秋葉原までなので、ちょっと子どもを連れて普段と違う所に行きたいなと思っても、あまり目星がなさそうだという点は、うちに取ってはマイナス要素ですね。
このエリアに住んでいる方で「つくばエクスプレスが東京駅まで延伸してくれれば…」と思っている方は多いんじゃないでしょうか?
反対に日々の生活を決まった狭い空間内で完結させたい、といった人にはかなり魅力的なエリアだと思います。
千葉大、東大があるので、周辺の塾講師とかの質も高そうですし、教育環境はかなり良さそうです。
さらに、今後も開発は続くはずなので、当面は街が大きく変わっていく様子を見続けられるという点も、大きな魅力の1つではないでしょうか。
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